1日の日経平均株価は、法人企業統計で売り上げと設備投資が連続で前年を上回ったことで買いが先行したが、後半は戻り待ちの売りに押されて値を下げ、それでも前日比209円46銭高の1万9860円03銭と5日ぶりに反発して取引を終了した。東証1部の出来高は17億3830万株で、売買代金は2兆4665億円。騰落銘柄数は値上がり1620銘柄、値下がり309銘柄、変わらず88銘柄だった。市場はジャスダックやマザーズが年初来高値を更新するなど物色意欲は旺盛。中小型株から割安感の出た大型株へ物色の矛先が向かうことが期待されると言うがどうだろうか。
1日の東京外国為替市場でドル・円は底堅い動きが続いている。朝方は1ドル=110円70-80銭台で推移。午前8時50分発表の1‐3月期法人季報設備投資が前年比4.5%増と市場予想を上回って着地し、日経平均株価が買い優勢となったことでドル高・円安が進行した。豪4月小売売上高が前月比1.0%増と市場予想を上回ったことで豪ドルが上昇したことも波及し、ドル・円は111円台を回復。その後は111円00銭挟んだもみ合いとなっている。なお、中国5月財新メディア製造業PMI(購買担当者景気指数)や原田日銀審議委員の異次元緩和の出口で「日銀が長期的に損失を負うことによる危険は存在しない」との発言には目立った反応を示していない。
今日の個別はあまりぱっとしない。下げたのはホンダだけで1%未満の小幅だが、大きく上げたのはコマツとパナソニックで2%台、トヨタ、三菱重工、IHI、三菱UFJは1%未満の小幅だった。コマツは買い得感がプラスに作用したのだろうか。全般にどうもはっきりとした先行きが見えないので相場はその日、その日の出たとこ勝負だろうか。
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