22日の日経平均株価は、米株高やニュー翼原油先物高などで買い優勢、しかし一巡後は上げ幅縮小するも最後は先物への買いでやや持ち直し、前週末比87円52銭高の1万9678円28銭と続伸。東証1部の売買代金は1兆9224億円と4月18日以来約1カぶりに2兆円割れとなり、出来高は14億6741万株と4月17日以来の15億株割れ。騰落銘柄数は値上がり1354銘柄、値下がり531銘柄、変わらず131銘柄。市場はドル円はほとんど動いておらず、米国株高と原油高を織り込んだ後は様子見だ。米政治リスクがくすぶり、上値は買い進めないが、日銀のETF(上場投資信託)買い期待や自社株買いが下値を支えており、期間調整に入るとみられる」(準大手証券)との声が聞かれた。
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤に米長期金利の低下を眺めた売りで、1ドル=111円台前半に下落した。午後5時現在は111円29~30銭と前週末比17銭のドル安・円高だった。東京市場の始まりは21日の北朝鮮ミサイル発射を受けた売りで110円80銭台まで下落した。仲値過ぎにかけて日経平均株価の続伸と米長期金利上昇を眺め、111円60銭台に上げた。午後は株価の高値圏での推移をにらみつつ111円50銭台でもみ合い。終盤、23日発表の米予算教書への警戒感から米長期金利が低下し、一時111円10銭台まで下げた。北朝鮮ミサイル発射は「感応は鈍くなりつつある」そうで市場の関心はトランプ米大統領のロシアを巡る一連の疑惑だが、まだ決着はついていないそうだ。市場はドルを押し上げる材料がなく方向感に欠けるそうで目先は様子見姿勢が強まるそうだ。
今日の個別はIHIだけが1%未満と小幅な下落、それ以外はホンダ、三菱重工、コマツが1%台、トヨタ、三菱UFJ、パナソニックが1%未満の小幅な上昇だった。先が見えないので短い期間で上下を繰り返す状況が続くだろう。2万円台はどうだろうねえ。瞬間的にクリアする可能性はあるが、2万円台維持は難しいだろう。
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