12日の日経平均株価は、米株安や円高傾向が重しとなって利益確定に走り、前日比77円65銭安の1万9883円90銭と3日ぶりに反落。今日算出の日経平均先物ミニ・オプション5月限のSQ(特別清算指数)値は1万9991円27銭で日経平均株価がSQ値にタッチしない「幻のSQ」となった。東証1部の出来高は22億4862万株、売買代金は2兆9645億円。騰落銘柄数は値上がり734銘柄、値下がり1140銘柄、変わらず141銘柄。市場はSQに絡む売買は225型で買い超だったが、指数は上がらず売り圧力の強さを印象付けた。幻のSQでもあり上値の重しとして意識される。テクニカル的な過熱感もあり、それを冷ます意味でも調整の可能性があると言う。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価の動きを眺めて売りが優勢となった。終盤は米長期金利の低下で売りが強まった。午後5時現在は1ドル=113円59~60銭と前日比61銭のドル安・円高だった。東京市場始まりのドル円は113円70~80銭台で推移。仲値前後に向けては114円近辺まで買われたが、その後は日経平均株価の下げに圧迫され、正午には113円60銭付近まで軟化した。午後は下げが止まった株価を眺めて買い戻しが優勢となり、113円80銭台に浮上。終盤は軟調な米長期金利を受けて下げがきつくなり、113円50銭台に値を下げた。今夜は米国の小売売上高や消費者物価など重要指標が発表される。指標が良ければ114円50銭まで上昇するかもしれないそうだ。
今日の個別は全部下げ、コマツ、パナソニックが2%台、トヨタ、ホンダ、三菱UFJが1%台、三菱重工、IHIの重工系が1%未満の小幅だった。大体、日経平均2万円台などと言うと下落するのは実力が2万円台に達していないからで雰囲気だけでクリアしようと言うのはムシが良すぎる。やはりしっかりとした土台に立たないとダメだろう。
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