11日の日経平均株価は、ナスダックの連騰や円安などで買いが優勢となり、前日比61円46銭高の1万9961円55銭と続伸して取引を終了した。後場、1万9989円94銭まで上昇する場面もあったが、心理的なフシ目の2万円を付けることができなかった。東証1部の出来高は22億9202万株で、売買代金は2兆7932億円。騰落銘柄数は値上がり979銘柄、値下がり877銘柄、変わらず159銘柄だった。市場は18年3月期も堅調な業績見通しを示す銘柄も多い中、先高期待から下値を拾う動きが出ており、しっかりした動きにつながっていると言う。


11日の東京外国為替市場のドル円相場は、新規材料に乏しく、一日を通して114円台前半で小動きとなった。午後5時現在は、1ドル=114円20~20銭と前日比31銭のドル高・円安だった。東京市場始まりのドル円は、114円20~30銭台で推移。日経平均株価の上げ幅縮小や実需筋の売りに仲値すぎに114円10銭前後に軟化した。正午前後も同水準で取引された。午後は株価上昇を眺めてやや買われる場面もあったが勢いはなく、再び114円10銭前後に戻った。終盤は時間外取引での米長期金利の上昇を受けて、114円20銭台に小反発した。仏大統領選などのイベントを通過し、ドル円は買い戻しが続いているが、東京時間は特段の材料がないことから値動きは終日狭い範囲に限られた。明日以降については市場は日経平均株価が2万円台に乗せれば115円台に上昇するかもしれないなどと言うが、・・。


個別は三菱重工が暴騰後の利益確定で2%近く下げている。コマツも1%近い下げで引けた。一方で三菱UFJは1%台の伸び、トヨタ、ホンダ、パナソニックは1%未満の小幅な伸びだった。IHIは動きなしと言うことだった。日経平均が2万円台に乗せればドル円も115円とか言うが、日経平均が2万円を超えるような状況がないだろう。


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