9日の日経平均株価は、円安傾向に買いが進むかと思いきや、年初来最高値を更新したせいか、売りに走って、前日比52円70銭安の1万9843円00銭と4営業日ぶりに反落。東証1部の出来高は19億9090万株、売買代金は2兆6103億円。騰落銘柄数は値上がり918銘柄、値下がり950銘柄、変わらず147銘柄。市場は、さすがに前日の上昇スピードが速く短期的な過熱感が出ている。昨日はマド空けての陽線だが、今日は陰線がかぶる形となり、目先調整の可能性がある。ただ、押し目買い意欲は根強く上昇トレンド自体は変わらないと言う。


9日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=113円台前半の小動きとなっている。前日の米国時間は仏大統領選でのマクロン氏勝利を好感しリスクオンが進行。ドル・円も堅調地合いとなった。ただ、東京時間に入ると材料出尽くし感から113円台前半で停滞。韓国大統領選に注目度こそ高いが、いくら何でも誰が勝ってもドル・円は特段の反応を示さないだろう。午後も手掛かり難から同水準の動きが続いている。


個別では重工系だけが値を上げている。IHIは例によって3%台も値を上げた。売り時かなあ。三菱重工は1%未満だが値を上げている。引っ込んだのは輸送機器のトヨタ、ホンダが1%台、コマツも1%台、三菱UFJとパナソニックは1%未満の小幅だった。日経平均2万円台とか寝言を言うとこういうことになる。世の中そんなに甘くない。大体、株価があばるような材料がないじゃないか。EUの崩壊は何とか免れたけどねえ、・・。


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