8日の日経平均株価は、フランス大統領選挙の結果で安心感が広がり、円安や欧米株高などもあり、前営業日比450円00銭高の1万9895円70銭と大幅に3営業日続伸。全面高となり、15年12月3日(1万9939円90銭)以来約1年5カ月ぶりの高値水準。東証1部の売買代金は3兆4434億円と16年12月12日以来の3兆円超えとなり、出来高は24億808万株。騰落銘柄数は値上がり1875銘柄、値下がり108銘柄、変わらず32銘柄。市場は、上昇ピッチが速く買いにくいところだが、日経平均2万円が意識されるだろう。基本的には決算をにらんでの個別対応になるが、前・後場を通じて外国人投資家の買いが流入したとみられ、彼らが買い姿勢を継続するかがポイントになるだろうと言う。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、仏大統領選の中道系独立候補マクロン前経済相の勝利を好感した買いなどで1ドル=112円台半ばに上昇した。終盤にかけては米金利低下を嫌気した売りに押された。午後5時現在は112円54~55銭と前営業日比37銭のドル高・円安だった。東京市場始まりのドル円は、仏大統領選が無難な結果となったことから買いが先行。一旦113円10銭台に浮上したが、その後は利益確定売りが優勢となり112円50銭台へ軟化した。午前は株価の上昇を眺めて112円80銭台に買い戻されるも同水準で頭打ちとなった。午後に入って株価が上げ幅を拡大させたが、ドル円は112円70銭前後で伸び悩み。終盤は米長期金利の低下に圧迫され、112円50銭台に緩んだ。ドル円は好調な4月の米雇用統計を背景とした利上げ期待や仏大統領選のマクロン氏勝利を強材料に水準を切り上げたが、引き続き北朝鮮をめぐる地政学リスクへの警戒が根強く上値追いには慎重となっている。市場はリスクオンになり切れずドル円が115円を目指すような展開にはないと言う。
今日はIHI、三菱UFJ、パナソニックが2%台、トヨタが1%台、ホンダ、三菱重工が1%未満とそれなりに値を上げた。しかし、コマツだけは2%近くも値を下げている。市場は日経平均2万円が意識されると言うが、どうだろう。息切れするんじゃないか。
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