愛媛県今治市の市営団地で今月、高齢の親子が刺された殺傷事件で、県警の任意聴取後に自殺した30代女性の自宅から押収した靴に付着した血痕のDNA型が、被害者のものと一致したことが8日、県警への取材で分かった。
4月に同市内で起きた別の殺人事件の現場の血痕から自殺した女性のDNA型も検出された。
県警は任意での聴取時に自殺した女性からDNA型の提供を受けており、専門家からは証拠が固まっていない段階で、本格的な聴取に踏み切ったのではないかとの指摘もある。県警は両事件に女性が関与した疑いがあるとみて、慎重に調べている。
親子殺傷事件は今月3日に発生。1階で住人の無職岡本ユキヱさん(92)と息子の久行さん(70)が刃物で襲われ、ユキヱさんは死亡。久行さんは背中を切られ重傷を負った。県警が4日の任意聴取の際に女性からDNAの提供を求め、同日女性宅の捜索で押収した運動靴に付着した血痕を鑑定。血痕はユキヱさんのDNA型と一致した。
また、4月26日に民家で1人暮らしの無職越智サツキさん(81)が刺され、死亡しているのが見つかった事件の現場の遺留物も鑑定。現場の手すりに付着していた血痕のDNA型が自殺した女性のものと一致した。県警によると、女性の手には治りかけの傷があった。
女性への任意聴取は4日午後1時半ごろから午後10時半ごろまで続いた。県警によると、女性への聴取は延べ5時間で、休憩時間はトイレを含め計約20分だった。県警は「聴取は適正に行った」としている。
任意の聴取は適正だったかもしれないがやり方がねえ。もう少し客観的な証拠を収集して逮捕状を取ってから呼び出しをかけるべきだったのかも、・・。やったのは間違いなさそうだから、・・。呼び出しをかけるなら逮捕状を取って否認しても逮捕すべきだったんだろうな。
日本ブログ村へ(↓)