米海兵隊は5日、岩国基地(山口県岩国市)で航空祭「フレンドシップデー」を開き、米海兵隊のF35B最新鋭ステルス戦闘機を一般に初公開した。

 
岩国に10機配備されたF35の第一の特徴は、レーダーに探知されにくい「ステルス性」を持つこと。現代の戦闘機にとっての脅威は、レーダーで誘導や照準を行うミサイルや機関砲だが、ステルス機はこうした攻撃を無効とする。

 
この特徴は戦闘機との戦闘でも有効で、敵戦闘機に見つかることなく遠方からミサイルを放って一方的に撃墜することが可能とされ、従来の戦闘機とは一線を画す高い性能を持つ。また敵対勢力の支配地域でも探知・反撃されることなく偵察や攻撃を行えるメリットがある。

 
F35には空軍用のA型、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)が可能なB型、空母艦載用のC型があり、今回、岩国の米海兵隊基地に配備されたのはB型。垂直着陸にこだわるのは、海兵隊の性質によるものだ。

 
海兵隊は通称「殴り込み部隊」とも呼ばれ、敵前上陸作戦を行うのが任務の一つ。十分な長さの滑走路を確保できない最前線でも空から地上兵力を援護できるよう、STOVLの機種が要求された。

 
従来のAV8Bハリアは、航続距離が短い▽最高速度が音速に届かない▽爆弾など兵装搭載量の少なさ-がネックだったが、F35Bはこうした点をクリアし、特に航続距離は大幅に延びた。

 
F35部隊を運用する第一海兵航空団のサンボーン司令官(少将)は、岩国配備の意義について「太平洋地域は海、島しょ部が多く、F35の遠征能力が生かされる」としている。


垂直離着陸性能のためにリフトエンジンなど余計な装備を積んでいるので飛行性能や搭載量は通常型よりも劣り、また構造が複雑なために整備性も悪いそうだ。でもこの機体って日本もこの先F35を追加で60機くらい買うんだろうから20機ほどこの機体にしてもいいのではないか。いずも・かがも足場として使えるし、中国様の空母への回答にもなる。


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