米空軍の戦略爆撃機と航空自衛隊の戦闘機が4月に入り、九州周辺空域で複数回にわたり、自衛隊機による爆撃機の護衛などを想定した共同訓練を行っていたことが3日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。短期間に複数回実施したのは異例。ミサイル実験を繰り返し、核実験も目指している北朝鮮への圧力強化の一環で、米軍による軍事行動をにらんだ日米連携を誇示する狙いがある。
政府関係者によると、米軍爆撃機と自衛隊機の共同訓練は4月15、25日の少なくとも2回実施した。米側はグアムからB1戦略爆撃機が飛来、日本側は15日に新田原基地(宮崎県)のF15戦闘機、25日には築城基地(福岡県)のF2戦闘機がそれぞれ参加した。
訓練では、敵機が接近した場合に迎撃する自衛隊機がB1とともに飛行する任務を想定。九州周辺空域で両機が飛行した後、自衛隊機は韓国の防空識別圏に入る手前で離脱して所属基地に帰隊したという。
米空軍爆撃機と自衛隊機は昨年9月と今年3月にも共同訓練を行ったが、この際は空自が事実を公表している。だが、4月に行われた共同訓練は日米間の協議の結果、公表を見送った。訓練の規模など詳細を明らかにしないことで、北朝鮮を疑心暗鬼に陥らせる効果を狙ったもようだ。
B1はステルス性を持ち敵のレーダーに発見されにくく、低空飛行で敵の領空に進入することが可能。核攻撃や巡航ミサイル攻撃に用いることができ、米軍が北朝鮮の核施設に対する攻撃を決断すれば、最新鋭B2戦略爆撃機とともに投入されるとみられる。
対北朝鮮政策を見直したトランプ米政権は、軍事力を誇示することで北朝鮮に政策変更を迫る「強制外交」を強化している。
自衛隊もこれに加わり、4月23~29日には米海軍原子力空母カール・ビンソンと艦載機が海空自衛隊と訓練を実施。5月1~3日には海自ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」が米海軍補給艦を防護し、途中で護衛艦「さざなみ」も加わった。
一方、韓国上空では3~5月に計3回、米空軍B1と韓国空軍機が共同訓練を行った。
日本と米国がぴったりなのは北のバカ大将も知っているだろう。ただ、一緒にドンパチやれるならともかく戦闘区域以外で防護してもあまり意味はないと思う。それよりも米軍の兵站基地としての機能が大きいのでバカ大将も「真っ先に核ミサイルぶち込むぞ」なんて脅かしているんだろうけどそれは極めて正しい軍事的判断ではある。日本の米軍基地が核攻撃されると米軍はグアムまで引かざるを得ず作戦行動に大きな支障を生ずる。仮に横須賀に向けて弾道弾を発射すると半径50キロくらいの円内に着弾するだろうから東京都内もそうだが、この辺も危ない。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」したってその諸国民て誰のことで一体どこにいるんだ。そう言えば今は消えてしまった田母神氏が「核のない防衛など考えられない」と言う意味のことを言っていたが、やはり核弾頭と弾道弾は最もコストパフォーマンスに優れた防衛手段ではある。バカ大将はただのバカではない。
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