27日の日経平均株価は、売りが先行していたが押し目を拾う動きもあって下げ渋ったが、連休前で積極的な買いも入らず、前日比37円56銭安の1万9251円87銭と5日ぶりに反落して取引を終了。東証1部の出来高は19億7020万株で、売買代金は2兆4554億円。騰落銘柄数は値上がり1219銘柄、値下がり672銘柄、変わらず125銘柄だった。市場は上値の重さが意識されたようだが、好業績銘柄にはしっかり買いが入っており下値は堅そうと言う。


27日の東京外国為替市場のドル円相場は、米税制改革案の公表通過で手がかり材料に欠ける中、終日1ドル=111円台前半で小動きとなった。午後5時現在は111円27~27銭と前日比04銭の小幅ドル高・円安だった。前日の海外市場では米国の税制改革案に目新しさがなかったことに対する失望売りが強まったが、東京市場の始まりは買い戻しが優勢となり、111円20銭台で取引された。午前9時以降は実需筋とみられるドル買いが入り、111円40銭台に上伸。買い一巡後は新規材料難から111円10~20銭台でのもみ合いとなった。正午すぎに日銀が金融政策の現状維持を決定したが、影響は限定的だった。黒田日銀総裁の会見が始まると景気がそれなりに回復し、現状の金融緩和を継続すると確認できたためドル円は小幅に買われたそうで午後4時ごろに111円40銭台をつけたが、その後は伸び悩んだ。今夜はECB理事会が予定されている。市場では金融緩和解除について意見が出てくる可能性は五分五分。もし出てくればユーロ買い・円売り傾向が強まることが予想され、ドル円もこの動きが波及してドル高・円安となるそうだ。


今日の個別はIHI、三菱UFJ、コマツが1%未満と小幅だが値を上げている。逆に三菱重工は2%台、トヨタ、ホンダ、パナソニックは1%未満だが値を下げて引けている。日銀は景気は回復傾向と言うが、日銀もあてにならんからなあ。


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