24日の日経平均株価は、仏大統領選に対するリスク後退による円安で買いが先行、後場はやや売りが先行したが、北朝鮮情勢緊迫の割には円安を保って前週末比255円13銭高の1万8875円88銭と大幅続伸。終値では3日(1万8983円23銭)以来3週間ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は19億2119万株、売買代金は2兆1193億円。騰落銘柄数は値上がり1534銘柄、値下がり381銘柄、変わらず101銘柄。市場は、フランス大統領選の第1回投開票は市場が望んでいたストーリー通りでとりあえず不透明要因をひとつクリアした。ただ、一時期より警戒感が後退したと言え、北朝鮮リスクは残ったままで、さらに買い進める状況でもないと言う。


24日の東京外国為替市場のドル円相場は仏大統領選で中道系独立候補のマクロン氏が首位だったことからリスク回避姿勢が和らぎ、1ドル=110円台前半に上昇した。午後5時現在110円07~07銭と前週末比88銭のドル高・円安だった。東京市場始まりのドル円は仏大統領選第一回投票でマクロン氏が優勢と伝わり、ユーロ高・円安につられて110円60銭台に迫った。買い一巡後は持ち高調整のドル売りで徐々に上値を切り下げ、午前9時すぎには109円80銭台まで軟化。昼すぎまで110円前後での取引が続いた。午後は110円20銭台に上昇する場面もあったが、概ね110円前後で推移した。マクロン氏の首位通過でEU離脱を掲げる極右政党・ルペン氏が当選する懸念は一旦後退したものの市場では、決選投票までの2週間でテロが起こったりマクロン氏のスキャンダルが見つかればルペン氏が当選する可能性も高まる。選挙結果は蓋を開けてみないと分からないそうだ。北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年やトランプ米大統領の税制改革案の公表を前に投資家のリスク回避姿勢が強まれば先週末の高値である109円40銭付近まで下落する可能性があるそうだ。


今日の個別はコマツだけが1%台の下落、パナソニックは3%台の大幅上昇、ホンダ、三菱UFJが1%台、トヨタ、三菱重工、IHIが1%未満の小幅上昇だった。フランスの大統領選挙で中道の候補が一位だったことで安ど感からドルが買われ円安となって株が買われたようだ。ただ北のバカ大将は健在なのでまだまだ予断は許されない。


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