19日の日経平均株価は、欧州政治リスクを背景にした18日の欧米株安や円高・ドル安が重しとなり、売り先行だったが、後場、円相場が再び伸び悩むとともに国内機関投資家の資金流入も観測され、下支え要因として意識され、前日比13円61銭高の1万8432円20銭と小幅に3日続伸した。東証1部の出来高は19億5291万株、売買代金は2兆3172億円。騰落銘柄数は値上がり1043銘柄、値下がり820銘柄、変わらず152銘柄。市場は後場に入り東証指値総計では前日に比べて売り注文が若干減少する一方、買い注文は急増しており、底堅さにつながっている。ポートフォリオの見直しで機関投資家が動いた可能性もある。ただ、リバウンドの範疇(はんちゅう)であり、昨日の高値も超えておらず上値の重さは残ると言う。
19日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤、米長期金利の上昇を眺めて一段高となった。午後5時現在は、1ドル=108円82~82銭と前日比04銭のドル安・円高だった。東京市場始まりのドル円は108円30~40銭台での推移が続いた。仲値に向けては国内輸入企業の買いや株価の切り返しに支えられ、108円70銭付近に上昇。一旦108円40銭台に緩んだが、午後は株価が再びプラス圏に浮上したため108円70銭台に水準を上げた。終盤は米長期金利が持ち直したため108円90銭近辺に上伸する場面があった。ドル円は株高や米長期金利の上昇で底堅い一方、北朝鮮情勢などの地政学的リスクも意識され、狭いレンジでの値動きとなった。G20財務相・中央銀行総裁会議やフランス大統領選第1回投票を控えているため、今週は108円~109円前後での動きに終始するようだ。
今日の個別は、トヨタ、ホンダ、三菱重工が1%台の下落、IHI、三菱UFJ、コマツが1%未満の小幅な下落だった。パナソニックがかろうじて1%未満とは言え値を上げた。数字に緑地がついていると「あ、全敗じゃなかった」と安堵する日々ではある。北朝鮮が片付くまではダメだろうなあ。
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