17日の日経平均株価は、北朝鮮情勢やドル安などで売りが先行、後場は円高一服などで買い戻されたが、戻りは限定的で、前週末比19円63銭高の1万8355円26銭と5営業日ぶりに小反発した。東証1部の売買代金は1兆6337億円と今年最低水準となり、出来高は14億5429万株と今年2番目の低水準。騰落銘柄数は値上がり1395銘柄、値下がり511銘柄、変わらず109銘柄。市場は、トランプ相場の38.2%押しに当たる1万8300円台でとりあえず下げ止まった感じだ。今日発表された中国経済指標は良く、これに米経済指標の良好さが加わればグローバル経済の改善につながり日本株の追い風になる。ただ、地政学リスクなど外部環境面で霧が晴れた訳ではなく上を積極的に買う状況でもないと言う。



17日の東京外国為替市場のドル円相場は大口のユーロ買い・ドル売りが入ったことを受け、終盤は売り優勢となった。午後5時現在は1ドル=108円32~32銭と前週末比61銭のドル安・円高だった。東京市場始まり、ル円は108円90銭前後まで買われたが、米長期金利の軟調を受けてじり安基調となり午前9時前に108円20銭台を付けた。日経平均株価が下げ幅を広げると一時108円10銭台に水準を下げた。午後にかけては株価が切り返したため買い優勢となり、午後3時すぎに108円40銭台に浮上。終盤は欧州市場が休場で薄商いの中、大口のユーロ買い・ドル売りが入り、ドル円は再び108円20銭台に値を下げた。市場は引き続き地政学的リスクを懸念する声が多い。挑発的な行動をとる北朝鮮に対してトランプ大統領が武力行使に踏み切る可能性がありリスクオフムードが根強いそうで今夜の米国市場で108円を割り込むかもしれないそうだ。


今日の個別で上げたのは超優良株のコマツだけ、それもわずかな上げだが、貴重ではある。トヨタ、ホンダ、三菱重工、IHI、三菱UFJ、パナソニックは1%未満の小幅な下げ、ただこの時期買いに出るのは勇気がいるだろう。当面はこの状態が続きそうだ。


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