防衛省は13日、領空侵犯の恐れのある外国軍機などに対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した回数が2016年度、1168回(前年度比295回増)に達し、東西冷戦期の1984年度(944回)を上回って過去最多になったと発表した。
中国機に対するスクランブルが前年度(571回)より大幅に増え、851回に上ったことが大きな要因で、対中国機への発進は全体の約7割を占めた。
発表によると、国・地域別で中国機の次に多かったのは、ロシア機の301回(前年度比13回増)。このほか、台湾機8回(同6回増)、その他の機体8回(同4回減)などとなっているが、いずれも領空侵犯はなかった。
空自機によるスクランブルは58年度から始まった。冷戦による緊張の高まりに伴って増加し、70年代後半から冷戦が終わるまでは600~900回台で推移。
中国は東シナ海で中国軍機が頻繁に飛行することに日本を慣らそうとしているのだろう。しかし、空自は、「我々は国際法に従って丁重にお出迎えしているだけだ」と一歩も引かないのは良いことだろう。そう言えば発進するF15はAAM5を装備していた。腕も装備も悪くはない。ただ数をもう少し欲しいところだ。
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