10日の日経平均株価は、米長期金利の上昇を背景にした円安・ドル高を好感し、広範囲に買いが先行したが、後場は上値が重くなって伸び悩み、前週末比133円25銭高の1万8797円88銭。東証1部の出来高は17億3234万株、売買代金は1兆9299億円。騰落銘柄数は値上がり1405銘柄、値下がり504銘柄、変わらず104銘柄。市場は、チャートは崩れかけているが、来週後半からは騰落レシオも上昇するとみられ、下値は堅そうだ。ただ、ここからリバウンドがあっても買い上がる材料に乏しく1万9000円オーバーは厳しいだろうだそうだ。
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤にかけて米長期金利の低下により、やや売られる場面があった。午後5時現在は、1ドル=111円32~33銭と前週末比72銭のドル高・円安だった。東京市場始まり、ドルが買われ、111円30銭台に上昇した。一旦は緩んだが、仲値にかけて五・十日要因の実需筋の買いが強まり、111円50銭台を付けた。その後は買い一服となり、じりじりと値を下げた。終盤は米長期金利が低下したことで下げの勢いが増し、一時111円20銭台まで沈んだが、その後は持ち直した。特段の材料がない中、前週末の雇用統計の内容やダドリーNY連銀総裁の資産圧縮に伴う利上げの一時停止は短期間に過ぎないとの発言を受けてドル円は買いが優勢となった。米中首脳会談前に警戒感からドルを売っていた向きが買い戻したんだそうだ。日本時間の11日早朝に行われるイエレン議長の講演ではダドリー総裁とのスタンスの違いの有無が注目されるそうだ。
今日の個別はIHIが3%の上昇、トヨタ、三菱重工、三菱UFJ、パナソニックが1%台、ホンダとコマツが1%未満と今日はめでたくすべて上昇だった。この先は特に材料もなくその日その日の状況で株価は上下しそうだ。
日本ブログ村へ(↓)