沖縄県警は米軍基地に反対する抗議集会中に基地内へ侵入したり、警察官にけがを負わせたなどとして逮捕した男女3人を7日、刑事特別法違反や公務執行妨害などの容疑で那覇地検に送致した。地検は勾留請求をせず、3人は同日夜、処分保留で釈放された。今後、在宅で捜査を続けるとみられる。
■「適正に制圧」と警察
女性2人が釈放された沖縄署では市民ら約50人が花束を手に出迎えた。
女性2人が釈放された沖縄署では市民ら約50人が花束を手に出迎えた。
公務執行妨害と傷害容疑で逮捕された女性(65)は、逮捕時に警察官が女性の首に腕を回し、締め付けるように押さえ込んでいる姿を市民が撮影していた。
女性は「押さえ付けられた恐怖と怒りで首を絞められたかは覚えてない。とっさにかんでしまったが暴力はいけないとすぐに口を開けた。今後は非暴力の抗議に徹したい」と語った。
市民からは強圧的な手段に反発の声が上がったが、県警は「被疑者を適正に制圧しており、正当な逮捕行為」とコメントした。
■軍警備員が独断で…
刑特法容疑で逮捕された女性(71)は基地との境界を示すイエローラインを越えたとして米軍警備員が身柄を拘束。「ラインは数センチ越えただけ。権力の横暴で、抗議の声は弱めてはいけない」と訴えた。
刑特法容疑で逮捕された女性(71)は基地との境界を示すイエローラインを越えたとして米軍警備員が身柄を拘束。「ラインは数センチ越えただけ。権力の横暴で、抗議の声は弱めてはいけない」と訴えた。
普天間飛行場ゲート前でラインを越えたとして逮捕された男性(84)も同日夕以降、宜野湾署で釈放された。三宅俊司弁護士は「日本側では逮捕に至らないわずかなライン越えを軍警備員が独断で身柄を拘束している。不当な逮捕で、日本の司法手続きを踏まえていない」と憤った。
道路に座り込んだり違法なことをするから排除される。女性に座り込みをさせるのは男が多い警察は女性だと排除し難いという狙いがあるんだろう。米軍施設の中は米軍側の警察権なので当然日本とはやり方が違う。米軍基地に入り込んで身柄を拘束されてその際後ろ手錠をかけられたのは違法だと日本側に苦情を言ってくるのもいるが、それは米軍に言いなさいの世界である。特に日本人保安員などは何の考えもなしに憲兵隊に言われたとおりにやるのでイエローラインをちょっとでも超えると逮捕だとか言って身柄を日本側に引き継いでくる。ラインを1ミリでも超えれば施設侵入は間違いないが、まあ日本は法治国家なのだから反対運動もぜひ合法的に願いたいと沖縄県警も念じているだろう。
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