7日の日経平均株価は、米株高や円高一服で買いが先行したが、米軍のシリアミサイル攻撃でリスク回避の売りが出たが、その後やや盛り返して、前日比67円57銭高の1万8664円63銭と反発。東証1部の出来高は24億145万株、売買代金は2兆7654億円。騰落銘柄数は値上がり1475銘柄、値下がり430銘柄、変わらず107銘柄。市場は米軍のシリア空爆で慌てて売りに走ったが、影響は限定的との見方から冷静さを取り戻し、買い戻したようだ。ただ、1万9千円超えは厳しいのではないかと言う。


7日の東京外国為替市場のドル円相場は、米国の対シリア攻撃を受けて急落した後はやや買い戻しが入り、終盤は小動きとなった。午後5時現在は1ドル=110円60~61銭と前日比09銭のドル高・円安だった。東京市場のドル円は始まりからじり高が続き、午前9時半ごろには株高に支えられて一時111円ちょうど付近に上伸した。午前10時すぎに米国によるシリア政権側への軍事攻撃が伝わると110円10銭台まで急速に売り込まれた。午後はトランプ米大統領がロシアに攻撃を事前通告していたことが安心材料になったそうで買い戻され、110円70銭近辺を回復する場面があった。その後は110円50~60銭前後のレンジでもみ合った。米国のシリア政権への軍事攻撃を受けたリスク回避ムードは一服したが、夜に3月の米雇用統計発表を控えていることからドル円の戻りは鈍かった。今後はこれまで以上に地政学的リスクが意識されやすくなるそうだ。


今日の個別で下げたのは超優良株のコマツだけだった。下げ幅が1%未満と小幅だった。上げたのはIHIが5%近い上昇、三菱重工とパナソニックも1%台を付けた。トヨタ、ホンダ、三菱UFJは1%未満の小幅な上昇だった。しかし、化学兵器を使ったり、それにミサイル攻撃で応じたり、そうした応報が憎しみを増幅して更なる殺戮を生むのだが、分かっていてもそれを改めようとしない人間と言う生き物も業が深いものだとつくづく思い知らされる。


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