たまたまDVD屋に寄ってみたら「シンゴジラ」のDVDがあったので買ってみた。ゴジラシリーズは夏休みこども祭化されるまでのものと復活してから初代ゴジラが死ぬまでの作品は見ていた。「シンゴジラ」を劇場まで足を運んでみてみようとは思わなかったが、どんなものかDVDで見るのもいいかと思い購入した。
作品自体は子供やファミリー向けではなくて危機対応型の大人向けの話になってはいる。想定外の災害が発生した時に政府がどう動くかと言うのもあまり考えずに見ていれば「ふうん、そんなものか」と思うところはある。真面目に考えるとさすがにばかばかしいところもないではないが、・・。
もっとも疑問に思ったのは最初に蒲田あたりの呑川に上がってきたときはトカゲとタコの出来損ないのような形で全体にブヨブヨしていた。2回目に鎌倉に上陸した時はまあ正当なゴジラの形にはなっていた。で、首都に入れまいと多摩川に防衛線を敷いた自衛隊が攻撃する。
ゴジラシリーズではお定まりのように自衛隊の攻撃は前進遅滞程度で全く実質的な効果がない。
「でも待てよ、本当に効果がないのか」
AH-1やAH64の20ミリ、30ミリ機銃の攻撃はすべて跳ね返されてしまう。弾が跳ね返っているので皮膚は硬いようだ。次に10式戦車が足を攻撃する。爆発しているから多目的榴弾だろうか。
10式戦車の翼安定徹甲弾は800ミリほどの均質圧延装甲版を貫通すると言う。そうするとゴジラの皮膚はそれ以上に硬いのか。全身がそんなに硬い皮膚に覆われてたら間違いなく動けんだろう。
次に米軍のB2から落とされたバンカーバスターでは背中から派手に血が噴き出していたのでバンカーバスターならゴジラの皮膚を貫通するようだ。それを見ていて、「こいつなら核兵器など使わなくても殺せる」と思った。
バンカーバスターは8メーターほどの鉄筋コンクリートを貫通すると言う。ゴジラの皮膚は800ミリの鉄板以上8メーターの鉄筋コンクリート以下と言うことになる。そんなに硬い皮膚に覆われていれば間違いなくピクリとも動けんだろうけどまあそれはそれでいいとして、無人機やミサイル攻撃でエネルギーを使い果たさせて映画でやったように転倒させたらバンカーバスターなどの貫徹系兵器で徹底的に攻撃する。そうすれば死ぬだろう。歴代ゴジラの中で初めて殺す方法が見つかった。プレデターでシュワちゃんも「血が出る奴なら殺せる」と言っている。
ところでこれまでに登場した様々な怪獣の中で最強は何だと思う。ゴジラか、キングギドラか、モスラか、ガメラか、・・いや、すべて違う。最強は大魔神だ。大魔神が怪獣かどうかは議論のあるところだが、他の巨大生物は巨大であろうが特殊な能力が備わっていようが、あくまでも人間と同じ生物だが、大魔神は神だ。創造主である神様は何をしようがどうやろうが殺すことはできない。もっともあの神様、男の頼みは絶対に聞かないが、若い娘が泣いて頼むとすぐに言うことを聞くという極めて俗っぽい神様ではあるが、・・。
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