4日の日経平均株価は、円高や米株安で売りが先行、やや下げし得る場面もあったが、全般に下落傾向で、前日比172円98銭安の1万8810円25銭と大幅反落。東証1部の出来高は22億6050万株、売買代金は2兆5741億円。騰落銘柄数は値上がり325銘柄、値下がり1620銘柄、変わらず67銘柄。市場は、期初から国内機関投資家の売りが出ているとみられ、後場は欧州系の売りに押されたようだ。ドル・円の上値は重いが、まだ警戒するレベルではない。目先は1月のザラバ安値1万8650円が意識され、このレンジ下限を保てるかどうかが注目されると言う。


4日の東京外国為替市場のドル円相場は、ロシアでのテロ事件や株安などで上値の重い展開となった後、終盤は売り買いが交錯した。午後5時現在は、1ドル=110円47~47銭と前日比95銭のドル安・円高だった。東京市場始まりのドル円はじり安で推移し、仲値前後に110円50銭近辺に下落。その後一旦110円70銭台に切り返したが、午後は株価が下げ幅を拡大すると110円35銭付近に沈んだ。欧州勢の参入する終盤に入るとロシアでの地下鉄爆破事件が改めて意識され、再び110円30銭近辺に軟化。その後は110円の節目を意識した買い戻しも入り110円60銭近辺を付けるなど売り買いが交錯した。前日のロシアでの爆破事件を受け、米国の長期金利は2.32%と約1カ月ぶりの低水準を付け、ドル円の重しとなった。市場は米長期金利が2.3%を下回れば110円を割る可能性があると言う。トランプ大統領が貿易赤字を問題視していることから、今夜発表される2月の米貿易収支が注目される。6、7日に米中首脳会談を控え、為替に関係するイベントはドル売り要因になりやすいそうだ。


今日は個別も壊滅状態、ホンダが2%台、トヨタ、IHI、三菱UFJが1%台、三菱重工、コマツ、パナソニックが1%未満の小幅な下落だった。米株安でドル安となればもうどうしようもない。トランプおじさんが為替是正だの貿易赤字解消だのと言い始めたらどうするんだろう。


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