3日の日経平均株価は、先週末の続落に対する自律反発と先物への買いで売りを凌いで前週末比73円97銭高の1万8983円23銭と3営業日ぶりに反発。東証1部の出来高は20億1502万株、売買代金は2兆2691億円。騰落銘柄数は値上がり1087銘柄、値下がり804銘柄、変わらず121銘柄。市場は、後場は先物の買い戻しにインデックス買いを誘発した。何か材料が出た訳ではなく目先の需給だけで動いている。売りポジションを先行させていたヘッジファンドなどの短期筋が下値の堅さを見て巻き戻しに動いたようだ。今週は重要経済指標などを控えており、まずは結果を見極めてからになると材料次第ということのようだ。


3日の東京外国為替市場のドル円相場は午後はじり高基調となったが、終盤は材料難から軟化した。午後5時現在は、1ドル=111円42~42銭と前週末比36銭のドル安・円高だった。週明けの東京市場は早朝、一時111円50銭付近まで上昇したが、市場予想を下回った日銀短観や日経平均株価の上げ幅縮小に圧迫され、午前9時すぎに111円10銭台に下落した。株価が持ち直すと昼前に111円40銭近辺まで上昇。午後はじり高基調となり、終盤は一時111円60銭近辺に浮上したが、一段と買う材料には乏しく軟化した。ドル円は前週末の欧米時間に売られた反動から日中は買い戻しが優勢となった。米時間には3月のISM製造業景況指数が発表されるが、米経済の堅調さを確認する程度で材料視されにくいそうだ。目先についても米国の利上げが加速する雰囲気ではなく米中首脳会談も控えているため110~111円前後での推移が見込まれると言う。


今日の個別はパナソニックが1%台、トヨタ、三菱重工、IHI、コマツは1%未満の小幅な上げだった。ホンダは差し引きで三菱UFJだけが小幅に下げた。日銀短観は2期連続の上げだったそうだが、なんとなく景気がいいと言う雰囲気でもないようだ。


日本ブログ村へ(↓)