29日の日経平均株価は、米株高や円高一服などで買われた後、もみ合ったが、最後はやや持ち直して、前日比14円61銭高の1万9217円48銭と小幅続伸し、3月期末配当落ち分(推計約132円)を埋めた。東証1部の出来高は17億5140万株、売買代金は2兆1595億円。騰落銘柄数は値上がり716銘柄、値下がり1158銘柄、変わらず118銘柄。市場は、1万9千円をキープし、配当落ち分を埋め、底堅さを印象付けた。景気・企業業績の根本的な部分は堅調だ。ただ、日米の政治要因がすっきりしないともみ合い相場が継続しそうだとやや警戒気味のようだ。
29日の東京外国為替市場でドル円相場は1ドル=111円前半の小動きとなっている。前日の米国時間は米3月消費者信頼感指数の好結果を受け111円台を回復。東京市場の始まりも引き続き底堅い動きとなった。ただ、その後は目立った材料がなく動意薄となり朝方の水準でのもみ合いに終始。英国のメイ首相がEU(欧州連合)に離脱を通知する書簡に署名したことや英北部スコットランドの議会が住民投票の再実施に向け英国と交渉することを賛成多数で承認したことに関してドル・円は目立った反応を示していない。スコットランドは独立に向けて再投票か。今度やれば独立派が勝つかもしれないな。
個別ではトヨタ、三菱重工が1%台とやや大きく下げた。それ以外は三菱UFJが1%未満の小幅な下げだった。大きく上げたのはIHIで5%近く上げている。パナソニックが3%近く、コマツは堅調に1%台、ホンダも1%近く上げている。どうも今日は明暗がはっきり出たようだ。当面は日米ともに政治が安定しないと株価も定まらないだろう。
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