栃木県那須町のスキー場で雪崩が起き、同県立大田原高校の男子生徒7人と男性教諭1人の計8人が死亡した事故で、死者が半径数十メートルの範囲内で発見されたことが分かった。
8人は、雪をかき分けて進むラッセル訓練の隊列先頭におり、約200メートル離れた斜面から崩れ始めた雪に一気にのみこまれたとみられる。
県警は28日、那須塩原署に特別捜査班を設置した。業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を本格化させ、事故当日早朝、登山を中止してラッセル訓練に切り替えた判断の是非を調べる方針。
地元消防と県、町などは28日、合同の現場確認作業を始めた。現場に入るための安全確認を目的に、小型無人機「ドローン」を使った撮影を行った。なだれ注意報が継続して出されていることや、引率教員の立ち会いが難しいことなどから、28日の県警による現場検証は見送られた。
映像で見るとなんでこんなところで雪崩が起こったのかと思うような場所だが、旧雪面に大量の新雪が降り積もって新雪が旧雪面にしっかり圧着しておらず安定しない状態で積もった新雪が全面の摩擦力で安定を保っていたのをラッセル訓練で雪面に切れ目を入れたためにそこから崩壊したんだろう。新雪雪崩はよくこういうことがある。以前に富士山でもこうした新雪雪崩が起こったと言う。大体、冬山と言うのは人間の生存条件を欠いている。3千メーター以上の山だと何時どこで死んでもおかしくない。冬山に入る時は天候、装備、日程など十分留意して入山すべきだろう。亡くなられた方には大変お気の毒である。
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