21日の日経平均株価は、ドル安や米国の保護主義的姿勢がマイナスとなって下落、日銀のETF買い期待も下げ止まらず、前週末比65円71銭安の1万9455円88銭と続落。東証1部の出来高は15億9718万株、売買代金は2兆396億円。騰落銘柄数は値上がり991銘柄、値下がり862銘柄、変わらず156銘柄。市場は、材料難で為替も含めレンジを踏襲する動きだ。上を買う投資主体が見当たらず、下への仕掛けがあっても短期的なものにとどまりトレンドをもった動きにはならない。需給面で改善される新年度入りまではこんな調子だろうと言う。
3連休明けとなった21日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=112円のもみ合いが続いている。G20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議の共同声明を受け、米国の保護主義に対する懸念が台頭。前週から水準を落とし、朝方は1ドル=112円半ばで推移した。その後もFOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀金融政策決定会合、オランダ総選挙、米予算教書、G20と主要イベントをすべてこなしたことで次の材料待ちとなり、方向感のない展開に終始。日経平均株価が小動きとなったことが拍車をかけ、ドル・円は午後も狭いレンジ圏の流れが続く。
個別は、IHIが1%台、ホンダ、コマツが1%未満ながら値を上げている。下げは三菱UFJが1%台、トヨタ、三菱重工、パナソニックが1%未満の小幅な下げだった。トランプ政権の保護主義など始めから分かっていたのにトランプ期待で株が上がったり、ここにきて保護主義懸念で下げたり、相場と言うのは不思議なものだ。
日本ブログ村へ(↓)