名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時から那覇地裁(潮海二郎裁判長)で開かれた。罪状認否で山城議長は長期勾留を批判した上で「このような状況は許してはならない。まごうことなき弾圧だ」と訴えた。山城議長側は器物損壊については起訴事実を争わないとした一方で、威力業務妨害と公務執行妨害・傷害の罪については無罪を主張した。
 

2016年10月17日の器物損壊容疑の逮捕から5カ月身体拘束が続く山城議長に、傍聴席からは「頑張れ」などの激励する言葉や拍手が送られ、潮海裁判長に制止される場面があった。
 

それぞれ山城議長らと共謀して犯行に及んだとして、威力業務妨害の罪で起訴された稲葉博さん(66)と公務執行妨害・傷害の罪で起訴された添田充啓さん(44)も無罪を主張した。
 

17日は罪状認否と検察側・弁護側の冒頭陳述、威力業務妨害の証拠調べまでが実施された。次回公判は3月27日午後1時半から開かれる。
 

初公判には山城議長らを支援する市民らが多く集まり、一般傍聴の22席に対して379人が傍聴を希望した。


裁判中も勾留される例はそう珍しいわけではない。組織的な犯罪で罪証隠滅の恐れがある場合はこうした例はよくある。弾圧でも何でもない。一般的には初公判までと言うのが多いが、犯行を否認していて客観的に証拠隠滅が可能と判断されればその後も結審まで接見禁止で勾留された例もある。この場合は事実否認で組織犯罪と言うことになるので保釈が認められないのだろう。


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