三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午前、政府の情報収集衛星「レーダー5号機」を載せたH2Aロケット33号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
情報収集衛星は、他国の軍事関連施設などを監視する事実上の偵察衛星。超望遠デジタルカメラを備えた光学衛星と、夜間や悪天候でも撮影できるレーダー衛星の2種類があり、内閣衛星情報センターが運用する。衛星の情報や画像データは特定秘密保護法の特定秘密に指定されている。
光学衛星3基とレーダー衛星3基(1基は予備)が既に配備されており、レーダー5号機は2011年に打ち上げた同3号機の後継機になる。
16日に打ち上げ予定だったが、天候の影響で17日に延期された。現行の国産主力ロケット(H2A・H2B)の打ち上げ成功は増強型のH2Bを含め33機連続。成功率は97.4%となった。
H2は世界でもトップクラスの安定した打ち上げ能力を持つロケットに成長した。あとはコストだけだなあ。H3ではぜひコストカットを達成して打ち上げ市場に食い込んでもらいたい。三菱重工は海や原子力は止めて空を目指せ。
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