16日の日経平均株価は、円高傾向で売りが先行したが、ドル利上げによる米株高やオランダ選挙の結果などで切り返して前日比12円76銭高の1万9590円14銭と3日ぶりに反発した。東証1部の出来高は17億9651万株で、売買代金は2兆1590億円と8日以来となる2兆円台を回復した。騰落銘柄数は値上がり1235銘柄、値下がり630銘柄、変わらず139銘柄だった。市場の見方は前場の寄り付き直後に1万9454円17銭まで下げ幅を広げたが、3月限SQ(特別清算指数)値の1万9434円30銭を割り込まなかったことから当面は下値として意識されそうだそうだ。
16日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=113円前半の小動きとなっている。前日の米国時間、FRBはFOMCで0.25%利上げしてきたが、年内利上げ回数の予測に変化はなくドル売りが進行。114円半ばから113円前半に下落した。東京時間に入ってもオランダ総選挙の結果や日銀金融政策決定会合などの結を見極めたいとの思惑から113円前半で上値の重い展開に終始し、オランダ総選挙は早い段階で極右・自由党(PVV)党首が敗北宣言をしたが、ドル・円やユーロ・円の反応は限定的だった。またトランプ米大統領が公表する2018会計年度の米予算教書概要が伝わったものの、やはり目立った動きは出ていないようだ。日銀は昼前7対2の賛成多数で金融政策の現状維持を決定したことを発表したが、現状維持は予想通りで加えて今週は20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などを控えているため午後も小動きが続いているようだ。
今日はコマツが大きく上げて3千円の大台に乗せた。建機株が買われているようだ。昨日一昨日と大きく上げた三菱重工は1%未満の上げ、IHIも同様だった。下げたのは1%台の三菱UFJ、トヨタ、ホンダ、パナソニックは1%未満の小幅な下落だった。市場はいろいろ言うが、当面は19,500円を挟んだ攻防ではないだろうか。
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