15日の日経平均株価は、米株安とドル安で売りが先行したが、円高一服などでやや戻して、前日比32円12銭安の1万9577円38銭と続落。全般は15日まで開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)や同日のオランダ議会選挙などイベントを控え様子見気分が強かった。東証1部の出来高は16億5020万株、売買代金は1兆6771億円。騰落銘柄数は値上がり420銘柄、値下がり1461銘柄、変わらず123銘柄。市場は、ドル・円との連動性は幅が小さくて何とも言えないが、日銀のETF買いが入った可能性はある。イベントをこなしつついずれ動きが出てくるだろうが、上を誰が買うかが問題だ。ただ、上値抵抗線を明確に抜ければ外国人投資家のショートカバー(買い戻し)を誘うことになろうと言う。
15日の東京外国為替市場でドル・円は各種イベントを前に1ドル114円台後半で小動きとなっている。東京市場始まりは、114円60銭台を中心に推移し、その後は前日の米国時間後半に調整が進んだ反動から小幅上昇。正午すぎには114円88銭を付けた。ただ、利上げが予想されるFOMC以外に米連邦債務上限の適用再開、米予算教書(簡易版、16日に延期の可能性も)、オランダ下院総選挙とイベントを多く控え様子見感の強い展開に終始し全般的にはレンジ圏の動きに終始。午後も方向感のない流れとなっている。
今日は日経平均はやや値を落として引けたが、個別はIHIとパナソニックが1%未満と小幅に下げただけで、原発債務から解放された三菱重工は4%台と急騰、ホンダが1%台、トヨタ、三菱UFJ、コマツが1%未満の小幅と概ね好調だった。しかし、具体的なものはなく株も為替もイベント待ちや様子眺めでの売り買いで足元がおぼつかない。
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