政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設で沖縄県に対し、海底地形を改変する行為である岩礁破砕の許可の更新を申請しない方針を15日にも通告することが分かった。
移設工事海域では漁業権が放棄されているため許可は不要と判断。県は漁業権は消滅しておらず、漁場縮小に伴う知事の変更免許が必要と主張するとみられるが、政府は破砕許可も変更免許も不要とする政府見解を提示する見通しだ。
岩礁破砕許可は平成26年に当時の仲井真弘多知事が出し、許可期限は今月末で切れる。移設阻止に向けて翁長氏が許可を更新しないとみて政府は昨年11月、地元漁協から辺野古沖の漁業権の放棄を得た。県漁業調整規則では岩礁破砕許可を得る対象は「漁業権の設定されている漁場内」とされ、漁業権が放棄された辺野古沖では許可は不要として政府は更新を求めない。
普天間の辺野古移設もここが天王山だろうな。ここを突破すれば一気呵成と政府は読んだのだろう。しかし、普天間を辺野古に移設して跡地を返還してもらえば安全面でも効果は大きいだろうが、市街地に広大な土地が生まれる経済効果は計り知れないものがあるだろうにねえ。まあそういう合理的な思考ではなくてイデオロギー闘争だからなあ。さてどうなるか。
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