14日の日経平均株価は、円安などプラス要因もあったが、一段下げて膠着状態となり、前日比24円25銭安の1万9609円50銭と4営業日ぶりに小反落。日中値幅は37円93銭と14年9月1日(37円78銭)以来ほぼ2年半ぶりの小ささとなった。新規の手掛かり材料に乏しく、14-15日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)などの重要イベントを見極めたいとの空気から手控え気分が強まったようだ。東証1部の出来高は17億5824万株、売買代金は1兆7814億円。騰落銘柄数は値上がり899銘柄、値下がり945銘柄、変わらず160銘柄。市場は、FOMC待ちで見送り状態にあり、明日もこんな感じだろう。後場に入り、現物の指し値注文は売り買いともに少しずつ増えているが、売りの方がやや多く上値を抑えていると言う。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤に海外の短期筋とみられるドル買いが入り、1ドル=115円台前半に上昇した。午後5時現在は115円15~16銭と前日比48銭のドル高・円安だった。東京市場の始まり、ドル円は114円90銭前後でのもみ合い。午前9時以降は米金利の低下や軟調な日経平均株価を眺めて114円70銭台へ小緩んだ。正午にかけてやや持ち直した後はこう着状態の相場が続いた。終盤は上昇に転じた米金利に支えられて動意付き、115円20銭近くまで急伸した。米金利の上昇でドル円は買われたが、両者の相関性は弱まっているそうだ。FOMCでの今後の利上げペースを見極めるために市場参加者は積極的にドルを買えないそうでドル円は一段高を見込み辛い。今夜はOPEC月報が公表される。OPEC加盟国の減産を確認できれば投資家が積み上がったドル買いポジションを一旦手じまう可能性があるそうだ。
今日は三菱重工が大きく上げた。米原発での放射性物質漏えい事故で米電力会社から7500億円の損害賠償を請求されていたが、仲裁機関の国際商業会議所(ICC)から約1億2500万ドル(約141億円)の支払いを命じる裁定を受け取ったと発表した。三菱重工側の主張に沿った内容で、2017年3月期業績への影響は軽微ということで一気に株価を上げたようだ。そのほか、コマツが1%未満の小幅な上げで引けている。値を下げたのはトヨタ、IHI、パナソニックが1%台、ホンダと三菱UFJが1%未満の小幅だった。上げたり下げたりしているが、どうもこれと言った材料もなくその日の状況での売り買いだからだろうか。
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