9日の日経平均株価は、値ごろ感や円安傾向などで買いが先行したが、売り買い拮抗で膠着状態となり、前日比64円55銭高の1万9318円58銭と5日ぶりに反発した。東証1部の出来高は15億9502万株、売買代金は1兆8791億円と再び2兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり1216銘柄、値下がり625銘柄、変わらず163銘柄だった。市場は、明日10日の3月限先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出や米国での2月雇用統計発表を控え、機関投資家は無理に動く必要はないとして模様眺めを決め込んでいるようだとややあきらめ気味か。


9日の東京外国為替市場のドル円相場は米金利上昇を背景に水準を切り上げた前日の海外市場の流れを引き継ぎ、終日1ドル=114円40~50銭台を軸にもみ合う展開となった。午後5時現在は114円52~53銭と前日比64銭のドル高・円安だった。東京市場始まり、ドル円は前日の海外市場で米長期金利上昇を受けてドルが買われた地合いを引き継ぎ114円30~40銭台で推移した。日経平均株価が堅調に始まるとドル円も強含み仲値ごろには114円50銭台へ上昇、その後は上げ幅が限られた株価を眺め、概ね114円40~50銭台でもみ合いが続いた。欧州勢が参加し始めた終盤も114円50銭台では上値が重い一方、114円40銭近辺では下値が堅く狭いレンジでの取引となった。今夜のECB理事会については金融政策の維持が見込まれ、ドル円への影響も限定的との見方が多い。欧州各国の政局に不透明感があるため先行きの政策変更を示唆することはないそうだが、仮にテーパリングを示唆するような発言があればユーロの買い戻しに伴ってドル円の上値が重くなる可能性があるそうだ。


今日はコマツ以外は全部上げている。久しぶりではある。コマツは1%未満の小幅な下落だった。一方上げたのはトヨタ、IHI、パナソニックが1%台、ホンダ、三菱重工、三菱UFJは1%未満の小幅な上げだった。三菱重工の上げを見るのは久々のような気がする。一時570円ほどもあった株価もずい分凹んだ。しかし、この先もあまりはっきりした動きがない不透明な相場模様になりそうだ。


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