8日の日経平均株価は、昨日の米国株安がたたって売りが先行、先物にも売りが出たが、その後の戻りも鈍く。円高傾向にも押されて、前日比90円12銭安の1万9254円03銭と4営業日続落。東証1部の出来高は16億2603万株、売買代金は2兆144億円。騰落銘柄数は値上がり771銘柄、値下がり1073銘柄、変わらず160銘柄。市場は、SQ(特別清算指数)算出週の真ん中で振れやすい面はあろうが、結局は材料待ち。週末の米2月雇用統計が変調し、来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)に影響を与えるようなことが起こらない限り、イベント通過で落ち着きを取り戻すのではと見ているようだ。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、1ドル=113円台後半を中心にもみ合う展開となったが、終盤は米金利の上昇を受けて急伸した。午後5時現在は113円88~89銭と前日比06銭の小幅ドル高・円安だった。東京市場の始まり、114円付近で推移していたドル円は軟調な日経平均株価や米金利の低下を背景にじりじりと水準を切り下げる展開となった。2月の中国貿易収支が赤字になったことを受け、正午すぎには113円60銭台へ下落。ただ、下値では買い戻しも見られ、その後は113円60~70銭台の狭い範囲でのもみ合いになった。終盤は米金利の上昇に伴って買いが強まり、113円80銭台まで上値を切り上げた。今夜発表の2月のADP全米雇用報告については、極端な結果でない限り影響はないそうだ。
個別の株価はIHI、コマツ、パナソニックが1%未満の上げだがこの時期上げは貴重ではある。一番大きく落としたのはトヨタだが、それでも0.93%だから市場は足踏み状態なんだろう。決算見ながら個別物色くらいしかこれと言って材料もないからなあ。
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