6日の日経平均株価は、ドル安に加えて北のバカ大将のミサイル発射など地政学的リスクも加わって値を下げ、前週末比90円03銭安の1万9379円14銭と続落。東証1部の出来高は14億897万株、売買代金は1兆7209億円。騰落銘柄数は値上がり916銘柄、値下がり930、変わらず158銘柄。市場は、3月の米利上げ確度が高まってきたが、円安には振れず、織り込みが進んだ。週末の米2月雇用統計で余程悪い数字が出なければ利上げ実施の運びだが、結局は見極めたいとして様子見材料になる。今週はSQ(特別清算指数)週でもあり、注意が必要だろうと警戒のようだ。


6日の東京外国為替市場のドル円相場は、材料出尽くしによる利食い売りなどに押され、1ドル=113円台後半に下落した。午後5時現在113円79~79銭と前週末比47銭のドル安・円高だった。東京市場の始まり、ドル円は買い戻しなどが入ったことで114円10銭台に強含む場面があったが、北朝鮮のミサイル発射を受けて地政学的リスクが高まったほか、イエレンFRB議長の講演を通過したことによる材料出尽くし感も広がり、午前9時すぎには113円70銭台まで水準を切り下げた。その後は目新しい材料を欠き、113円70~80銭台を中心としたもみ合いに終始。終盤には113円60銭台をつける場面もあったが、売り一巡後は買い戻しが入り、値を戻したようだ。この日は、材料出尽くしで次の指標待ちだそうで、こう着感の強い相場となった。仏大統領選における「ルペン・リスク」が後退し、ユーロが対ドルで買われたこともドル円の上値を抑えているそうだ。もっとも米国で3月利上げが見込まれるほか、トランプ大統領の予算教書演説を控えていることから積極的にドルを売る状況ではないとも言い、目先はレンジ相場が続きそうだ。


今日は日経は下げたが、個別は三菱重工、三菱UFJ、コマツが1%未満ながら値を上げている。下げたのはトヨタ、ホンダ、IHI、パナソニックでパナソニックだけが1%越えで下げ幅がやや大きいようだ。相場は上げたり下げたりしているが、どれもこれも見込みの話ばかりで実体がない。相場などそんなものかもしれないが、どっちに動いてもおかしくない状況ではある。


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