岸田文雄外相は4日、中国の国防予算が初めて1兆元(約16兆5千億円)を突破することが確実となったことを受け、都内で記者団に「中国の急速かつ不透明な軍事費の拡大は従来、国際社会において懸念されている。引き続き注視していく」と語った。
]外交・防衛関係者からも警戒する声が相次いだ。防衛省幹部は「周辺国の懸念を払拭させるためにも、国防費の内訳を開示するなど透明性の向上に努めるべきだ」と指摘。外務省関係者も「中国の軍拡が近隣諸国にこれだけ不安を与えるのは、大国としての姿勢ではない」と不快感を示した。
中国をめぐっては近年、南西諸島を中心とした緊急発進(スクランブル)回数が急増し、中国海軍も西太平洋への進出を活発化させている。この傾向が今後も続くとみられ、航空自衛隊幹部は「中国の海空戦力が増強されれば尖閣諸島への脅威は高まる。日米同盟を基軸としつつ、南西諸島の防衛力整備を急がないといけない」と警鐘を鳴らす。海上自衛隊幹部も「中国が空母をはじめとした海軍力を増強しても、こちらは一歩も引かない。だが、数に圧倒されて対応できなくなる事態は避けねばならない」と指摘する。
自民党国防族の一人は「中国は軍事力を近代化させながら東・南シナ海での活動を活発化させている。対抗するには、わが国も防衛費の増額に加え、防衛計画の大綱を前倒しで見直す必要がある」と危機感を隠さない。
中国は国土が広いので国防費が日本の3倍以上と言っても軍事力の密度で言えばさほどの差があるわけでもない。また中国が日本に直接侵攻を企ているほどの海上輸送力も有していないのでその心配もない。嫌なのは尖閣諸島や南西諸島など極地で紛争が起こった時でそうなると数で圧倒される恐れがある。海空軍力と両用戦能力の強化は必須だろう。GDP比1.5%くらいまで防衛費を増やしてもいいのではないか。金額にすると7兆円から8兆円だろうか。周りに厄介な国が多いと余計な金がかかるなあ。
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