28日の日経平均株価は、円安や米国株高で買いが先行したが、後半ドルが上げ渋ると利益確定に傾き、前日比11円52銭高の1万9118円99銭と5営業日ぶりに小反発。東証1部の出来高は19億8400万株、売買代金は2兆4611億円。騰落銘柄数は値上がり1203銘柄、値下がり639銘柄、変わらず160銘柄。市場は、明日のトランプ米大統領の議会演説を受け、瞬間的にフレるかも知れないが、方向性を決めるものにはならないと思う。トランプ演説通過後は3月の予算教書に目が向き、落ち着いてくると言っている。でも、そのトランプ政権が落ち着かんからなあ。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、米金利低下や日経平均株価の上げ幅縮小を受けて、終盤は1ドル=112円台前半で伸び悩んだ。午後5時現在112円31~31銭と前日比10銭のドル高・円安だった。東京時間の始まり、ドル円は前日のFOMCメンバーによる利上げに前向きな発言を受けた米金利上昇により112円70銭前後で推移した。仲値発表時には月末に伴う国内輸出企業のドル売りが出て112円40銭台へ急落。正午すぎには112円70銭付近まで値を戻したが、午後は日経平均株価が上げ幅を削り、時間外取引で米金利も低下したことから112円30銭台に下押した。日本時間2日午前11時に予定されるトランプ米大統領の議会演説を控え、欧米時間も動きづらい展開が見込まれる。演説で税制改正の具体案は出てこないとの予想が多いが、その場合でもメキシコ国境の壁建設など選挙中に公約で掲げたことはやってくると見る向きもあり、下支えされるそうだ。
今日の手持ち個別はトヨタ、ホンダなど輸出関係がよろしくないようだ。トヨタ、ホンダ、三菱UFJはいずれも1%未満の小幅な下落で引けた。一方、IHIは3%台の大幅高、三菱重工とコマツも1%台の上げだった。パナソニックは1%未満の小幅な上げで引けた。IHIや三菱重工は防衛関連株として買われたようだ。米国が防衛費を大幅に増額するので日本にも余波が来ると言うことか。
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