20日の日経平均は、個人投資家を中心にした押し目買いを受けて前営業日比16円46銭高の1万9251円08銭、東証株価指数(TOPIX)は2.47ポイント高の1547.01とともに3営業日ぶりに小反発した。ただ、買い手掛かりに乏しく模様眺め気分の強い展開。株価上昇の勢いは限られた。出来高は14億9739万株。フランスの大統領選をめぐる欧州での政局不安などによる円高で日経平均株価は一時前週末比100円超下落したが、企業業績の底堅さやトランプ米政権が策定する大規模減税に対する期待感から次第に押し目買いが広がった。為替相場が円安方向に振れたのに合わせ、日経平均も午後の取引で切り返した。市場は、個人投資家の買い意欲は旺盛と言い、相場の地合いは悪くない。もっとも、海外投資家の動きが鈍かったそうで、上値を追う雰囲気にはなっていない。トランプ米政権の政策を見極めるまでは力強い株価上昇は期待薄だそうだ。


20日の東京外国為替市場のドル円相場は、取引材料が見当たらなかったことから終盤にかけて1ドル=113円台前半でのレンジ取引が続いた。午後5時現在は113円14~15銭と前週末比28銭のドル安・円高だった。始まり、ドル円は112円70~90銭台で推移し、その後は安寄りした日経平均株価の下げ幅縮小を眺めて水準を切り上げ、午前11時ごろには113円10銭台へ上昇した。ただ午後に入ると方向感に乏しい展開となり、終盤にかけては113円近辺から113円20銭前後の間の狭いレンジでもみ合った。今日は米国市場が休みとなる中で取引材料にも乏しく売買が手控えられたそうだ。


今日の個別は上げ下げそれぞれで、上げたのはIHIが1%台、トヨタと三菱UFJが1%未満だった。下げたのはホンダ、三菱重工、コマツ、パナソニックだが、下げ幅は1%未満で小さかった。三菱重工は日立との火力発電所の建設トラブルなどでどうもよろしくないようだ。


日本ブログ村へ(↓)