トランプ米大統領側近のマイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)の辞任で先行き不透明感が高まり、リスク回避目的の売りが広がった。日経平均株価は前日比220円17銭安の1万9238円98銭、東証株価指数(TOPIX)は15.08ポイント安の1539.12と、ともに3営業日ぶりに反落。出来高は21億0466万株、売買代金は2兆4041億円だった。前日の米株高に支えられ日経平均株価は朝方、底堅い値動きが続いたが、午後になると下げ足を速めた。前週末からの大幅高で戻り待ちの売りが出たほか取引時間中に進行した為替の円高を嫌気した売りに押される展開となり、マイケル・フリン大統領補佐官の辞任が拍車をかけた。また、東芝が正午に予定した決算開示の延期を発表し、売り注文が集まったことも相場の重しになった。市場は、東証1部の主要銘柄で投資家心理的にはプラスの話ではないと言う。まあそうだろう。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、フリン米大統領補佐官の辞任や株安を受けて軟化したが、終盤には欧州勢による買い戻しが入り、1ドル=113円台半ばと前日終値から横ばい圏となった。午後5時現在は113円55~59銭と前日比02銭の小幅ドル高・円安だった。東京市場始まりのドル円は113円70銭台を中心に推移。堅調に寄り付いた日経平均株価がマイナス圏に転じるとドルは午前10時すぎに113円50銭台へ下落した。売り一巡後はやや値を戻したが、正午過ぎにフリン米大統領補佐官の辞任が伝わると113円30銭台まで売られた。東芝の決算発表延期による株価の下げ幅拡大を受けて午後3時ごろには113円20銭台へ一段安となるも下値では欧州勢による買い戻しが広がった。今夜米国時間に予定されるイエレンFRB議長の議会証言では3月利上げの示唆はないとの見方が多い。6月以降の利上げをほのめかすかどうかに注目したいそうだ。タカ派的な発言がなくドル売りが優勢となっても日米金融政策の方向性の違いが意識されドルは積極的には売られないそうだ。
今日はコマツ以外は全部下げた。さすがはコマツ、と言いたいが、先日全部上げた時にコマツだけが下げていたので相場と言うのは分からんものだ。で、コマツは1%未満の小幅な上げだったが、まあ、一つでも上げると少しは気分が違う。大きく下げたのは三菱重工で2%台、ホンダ、三菱UFJが1%台、トヨタ、IHI、パナソニックは1%未満の下落で引けている。トランプ政権の主要閣僚の辞任を嫌気とか言うが、トランプ旋風は当分は健在のようだ。
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