陸上自衛隊第7師団は9日、最新の国産主力戦車、10式戦車の装備化を開始したと発表した。同師団各戦車連隊などにそろう90式戦車に次ぐ国産の4代目。来月末までに5両が到着するという。
重量約44トンで約50トンの90式より軽く、1200馬力を発揮する水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル機関を搭載して主砲は44口径120ミリ滑腔砲。「ひとまるしきせんしゃ」と呼称し、師団最初の配備先は北千歳駐屯地に所在する同師団第71戦車連隊となる。
防衛省ホームページなどによると開発に当たっては火力・機動力・防護力の向上を目指した。最高速度は時速約70キロ。スラローム走行中の射撃や高度な通信ネットワークを使った戦車同士の情報共有が可能。
本道の北部方面隊では第2師団の上富良野駐屯地に所在する第2戦車連隊に2013年から配備されるようになった。15年5月にあった第7師団創隊60周年・東千歳駐屯地創立61周年の記念行事では、90式戦車と競い合うように走行の実演を公開した。
これまでは常に最新最強の兵器を真っ先に装備してきた第7師団も10式戦車ではちょっと違ったようだ。富士学校や機甲教育隊など教育機関のほかに第1師団、第2師団、九州の第8師団などに配備され今回やっと第7師団に回ってきたようだ。戦車は削減対象の兵器でゆくゆくは300両ほどの装備になるようだから北海道と九州以外ではほとんど戦車は見られなくなってしまうかもしれない。16式装甲戦闘車が代わりに配備されると言うけど装甲車はあくまでも装甲車で鳥なき里の蝙蝠のようなものだからなあ。攻者3倍の原則からしても日本に300両の戦車があれば日本を攻めるには900両の戦車を持って来ないといけない。こんな単純な計算ではないだろうけどそれにしても戦車と言うのは大きな抑止力になるとは思うが、・・。ただ、島嶼戦になった場合はお互いに運びにくいことから装甲車か。第7師団にどのくらいの数の10式戦車が装備されるだろうか。1個連隊くらいだろうか。それとも90式をすべて更新してしまうのかな。
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