26日の日経平均株価は、米株高やドル建て日経平均が大きく上昇したのに刺激されて前日比344円89銭高の1万9402円39銭と大幅続伸。1万9400円台は6日(1万9454円33銭)以来ほぼ3週間ぶりとなる。東証1部の出来高は23億株、売買代金は2兆7423億円。騰落銘柄数は値上がり1599銘柄、値下がり309銘柄、変わらず94銘柄。市場は、円安に振れずNY株高に引っ張られた格好で指数的には期待先行で買われた面があり目先読みづらい。ただ、ドル建ての日経平均が上昇し、海外投資家からすれば順張りで強気になれるチャート。輸出企業の決算発表とともにEPS(1株利益)が上昇する確率は高く市場にとってもプラスに映ると言う。
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤に欧州勢と見られるドル買いが入り、1ドル=113円台後半に上昇した。午後5時現在は113円76~77銭と前日比22銭のドル高・円安だった。ドル円は午前9時ごろに113円付近に伸び悩んだ後、昼にかけて日経平均の上げ幅拡大を眺めて113円40銭台に上昇。午後に入ると113円20~40銭台の狭いレンジ内で方向感なく推移したが、終盤は欧州勢からと見られるドル買いが入り113円80銭近辺まで水準を切り上げた。前日の海外市場と東京市場で株高が進んだもののドル円は前日の海外高値を抜けられなかった。米国の実体経済が堅調な一方で保護主義的な政策への懸念が残り、綱引き状態となっているそうだ。目先の相場については前日のドル円の伸び悩みを考えると114円台に乗せるには堅調な米株や米指標などの新規材料が必要だそうだ。
個別では三菱UFJが4%台と大きく値を伸ばしているが、理由は分からない。以下、コマツが2%台、ホンダ、三菱重工、パナソニックが1%台、トヨタが1%未満でまあまあの出来だが、IHIだけは1%未満と小幅な下落だった。トランプ期待だかトランプショックだか分からないが、政治も経済も当面は混とん状態で方向が見えるのは半年、1年先になるかもしれない。
日本ブログ村へ(↓)