20日の日経平均株価は、底は堅いようでじり高歩調だが、トランプ大統領の演説や週末要因などもあり、利益確定にやや上値を抑えられて、前日比65円66銭高の1万9137円91銭と3日続伸。東証1部の出来高は17億9140万株、売買代金は2兆649億円。騰落銘柄数は値上がり1152銘柄、値下がり709銘柄、変わらず142銘柄。市場は、後場は先物買いにインデックス買いで上げ幅を広げたが、これといった材料は見当たらない。週末でトランプ次期米大統領の就任式を控え、売りから入った短期筋がショートカバー(買い戻し)に動いたのではないか。就任演説の内容次第だが、無事に通過となれば相場は再スタートするだろうだそうだ。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、米大統領就任式を控え、1ドル=114円台後半で小動きとなった。午後5時現在は1ドル=114円78~80銭と前日比04銭の小幅ドル安・円高だった。始まりのドル円は115円付近に強含んで推移。仲値前後には、国内輸入企業のドル買いが入り、115円10銭台に上昇した。その後はイエレンFRB議長の講演内容がハト派的と受け止められ114円80銭前後まで値を下げた。午後は日経平均株価や米金利上昇を眺めたドル買いも見られたが、大統領就任式を控えて値動きは限られ114円70銭を中心としたレンジ圏でのもみ合いとなった。今夜のトランプ氏就任演説では、通商政策で保護主義的な政策が語られる可能性は高いが、市場は概ね織り込んでいる。財政政策については具体的な案は出てこないだろうと言う。演説は理念中心となり、サプライズは出づらいそうだ。
今日はトヨタが1%未満で小幅に下げた。トランプリスクだろうか。その他はコマツが2%台、三菱重工、IHI、パナソニックが1%台、ホンダと三菱UFJが1%未満だが値を上げた。三菱重工のMRJの納期が最大2年遅れるそうだ。こうなると開発は失敗と言ってもいいかもしれない。株価は下げるかと思ったら上げていた。今のところは政界にしても経済界にしても就任演説でトランプさんが何を言うか、そこに注目だろう。
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