19日の日経平均株価は、FRB議長が利上げに言及したことから1円50銭近いドル高円安となり、それが投資家の買い気を誘い、前日比177円88銭高の1万9072円25銭と大幅に続伸して取引を終了、終値ベースで1万9000円台を回復するのは3日ぶり。東証1部の出来高は22億5444万株、売買代金は2兆2666億円。騰落銘柄数は値上がり1546銘柄、値下がり364銘柄、変わらず94銘柄だった。市場は、現地20日の米大統領の就任式を通過するまでは積極的に手掛けづらいが、日銀のETF(上場投資信託)買いや個人が昨年末までに現金化した資金が控えており押し目を拾う動きが続きそうとやや高値に期待感を見せていた。


19日の東京外国為替市場のドル円相場は、前日の講演でイエレンFRB議長が利上げへ前向きな姿勢を示したことから買いが強まり、1ドル=114円台後半に大幅上昇した。午後5時現在は114円82~83銭と前日比1円50銭のドル高・円安だった。東京市場の始まり、ドル円は前日の米国市場でドル買いが進んだ流れを引き継ぎ114円台半ばの高値圏で始まった。イエレンFRB議長が講演で政策金利の引き上げについて今後数カ月の経済情勢次第と発言したことが利上げに前向きと受け止められ、市場参加者の間で日米金利差が拡大するとの思惑が広がった。午前は国内輸入企業によるドル買いなどが入り114円80銭台に上昇。午後に入ると下落基調に転じた日経平均株価を眺めた利食いに下押され、114円40銭台に値を下げた。終盤は米金利上昇や欧州勢がイエレンFRB議長の発言を織り込んで買いに動いたことから再び114円90銭台へ強含んだ。今夜はムニューチン次期米財務長官の公聴会を控える。市場は米景気が強い中でドル高はある程度容認されるが、トランプ次期米大統領がドル高を嫌気したことを否定する発言が出るかどうかに注目したいと言う。


今日は何で上げたのかと思ったらドル高が好感されたようだ。おかげでホンダ、三菱UFJ、コマツが2%台、トヨタが1%台、三菱重工とパナソニックが1%未満と6銘柄が上げて好調だった。IHIは変わらずで引けた。いよいよトランプおじさんが大統領に就任する。就任すれば大人しくなると言う向きもあるが、いずれにしても1期4年なのでどうもこのまま突っ走りそうに思う。これまでの政治家とは全く違うキャラなので世界中戸惑うこともあるんだろうけどその場その場で真意を見極めて冷静に対応するしかないだろう。でも何だか戦争でもおっ始めそうな気がしないでもないが、・・。


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