18日の日経平均株価は、売り優勢で値を下げた後、円高一服や日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに株価指数先物にまとまった買い物が入ったのをきっかけに上げ幅を拡大、前日比80円84銭高の1万8894円37銭と3日ぶりに反発。東証1部の出来高は18億1826万株、売買代金は2兆2282億円。騰落銘柄数は値上がり929銘柄、値下がり928銘柄、変わらず145銘柄。市場は、為替相場とリンクする動きが続いているが、後場の上昇はヘッジファンドなど短期筋の買い戻しとともに日銀のETF買い観測が背景にあるようだ。ドル円と日経平均が13週線で止まり目先自律反発への期待もある。ただ、調整一巡を確認するにはまだ時間がかかると見ていると要は先行きが読めないということだろうか。
18日の東京外国為替市場のドル円相場は、堅調な日経平均株価や米長期金利の上昇を背景にしたドル買いが優勢となり、終盤にかけて戻り歩調となった。午後5時現在は113円32~33銭と前日比04銭のドル高・円安だった。東京時間の始まり、ドル円は前日の海外市場で売られた流れを引き継ぎ112円台半ばまで弱含んだが、その後は米長期金利が時間外取引で下げ渋ったことなどから上昇基調に転じた。仲値通過後には実需のドル買いなども入って113円台を回復。午後は切り返した日経平均や米長期金利の上昇を眺めてドル円も一段高となり欧州勢が参入する終盤には113円40銭台まで水準を切り上げた。ドル円は前日大きく下げた反動からの買い戻しに終日戻り歩調となったが、今夜発表される消費者物価や鉱工業生産といった米指標については、今はマクロ経済に注目が集まる時期ではなく指標が強い内容になってもドル円は大きく動かないそうだ。同じく海外時間に予定されるイエレンFRB議長の講演では、タカ派的な発言が出れば目先は前日の米国市場高値の113円60銭近辺に向かう可能性があると言うが、・・。
今日は4日続落かと思ったら午後に株価は上昇に転じて3日ぶりの反発となったようだ。ホンダとIHIが1%台、トヨタ、三菱重工、コマツが1%未満ながら上値を確保、三菱UFJとパナソニックは1%未満の小幅な下落だった。この先、トランプリスクだのトランプ期待だのと言っていたが、どうなるか。英国のEU離脱もEU単一市場からの完全離脱となってこれも波風が立ちそうだ。思えば英国のEU離脱賛成の国民投票から世の中がリスクを取る方向へと動き始めたのかもしれない。トランプ大統領就任を目前に控えて班トランプの波がうねり始めたり世の中は不安定不透明の方向へと動いているようだ。どうなることか。
日本ブログ村へ(↓)