京畿道議会の「独島に少女像を設置」方針に 岸田外相「国際法上日本固有の領土」と反発 韓国政府、駐韓総括公使呼んで強く抗議
昨年末、釜山(プサン)の日本総領事館前に設置された「平和碑」(少女像)で再燃した“歴史問題”をめぐる韓日間の軋轢が、独島(日本名・竹島)をめぐる“領土問題”に拡大する兆しを見せている。京畿道議会が独島に少女像を設置する方針を明らかにしたことに対し、日本政府が「竹島は日本の領土だ」として強く反発し、これを受けた韓国政府は日本総括公使を外交部に呼び、強く抗議した。
京畿道議会傘下の「独島愛・国土愛会」所属の議員たちは16日、「京畿道議会と独島に平和の少女像を建設するための募金開始式」を開き、早ければ年末までに独島に「平和の少女像」を設置する方針を明らかにした。同会の会長であるミン・ギョンソン議員は「独島や慰安婦問題は日本の歴史歪曲と関連するもので、独島と京畿道議会に平和の少女像を建立し、生きた教育の場にしたい」と話した。
韓国の地方自治体が慰安婦懸案を独島にまで拡大する構えを見せていることに対し、日本政府は強く反発している。岸田文雄外相は17日の記者会見で、京畿道議会が竹島に少女像を設置する方針を発表したことについて、「竹島は、そもそも、国際法上も、歴史的にも、日本固有の領土である。(少女像の設置は)受け入れられない。これが、我が国の立場」だと述べた。李明博(イ・ミョンバク)前大統領も野田佳彦当時首相から慰安婦問題に対する十分な譲歩を引き出せず、2012年8月に独島を電撃訪問して、韓日関係に荒波を呼び込んだことがある。
岸田外相の“独島発言”に対して、今度は韓国政府が直ちに反応した。チョ・ジュンヒョク外交部報道官は17日、定例記者会見で「日本政府が独島について、再び不当な主張を行ったことについて、慨嘆を禁じ得ない。明らかに韓国固有の領土である独島に対する由無い主張を直ちに断念することを日本政府に求める」とする論評を出した。外交部は同日、鈴木英夫・駐韓日本大使館総括公使を外交部に呼んで抗議した。
今ここで竹島に切れ目の娘像など設置したらそれこそ日韓の関係に修復不能な亀裂ができる。普通冷静に考えれば今のこの状況で慰安婦問題を領土問題に絡めるべきではないと思うだろう。しかし、あちらの人たちは物事を主観的かつ感情的に考える人が多いのかこうなってくると手が付けられなくなってくる。朴大統領の問題も日本であればあんなに十万単位の人間が集まって連日デモることはないだろう。政権が半身不随で国内は不安定、こんな時に問題を大きくするのは考えられないが、それがお隣さんの常識なのかもしれない。
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