17日の日経平均株価は、英国のEU(欧州連合)からの強硬離脱懸念に欧州株安、円高などが重しとなり、全面安状態で前日比281円71銭安の1万8813円53銭と大幅続落。1万9000円割れは16年12月9日(1万8996円37銭)以来。東証1部の出来高は17億1056万株、売買代金は2兆942億円。騰落銘柄数は値上がり149銘柄、値下がり1799銘柄、変わらず56銘柄。市場は、英国のEU強硬離脱懸念を材料に円高とリンクする形で売りのペースとなっている。来週は日経225銘柄の入れ替えで売り需要が発生することもあり、調整が続く可能性があると不安気のようだ。


17日の東京外国為替市場のドル円相場は、メイ英首相のEU離脱に関する演説を控える中、国内株安や米長期金利低下などを受けたドル売り・円買いに終盤にかけてじり安の展開となった。午後5時現在は113円28~29銭と前日比78銭のドル安・円高だった。始まりのドル円は114円台前半で推移していたが、軟調に寄り付いた日経平均株価を眺めて113円80銭台まで下落。仲値通過後に実需筋のドル買いなどに114円20銭台までは買い戻されたもののその後は株価の下げ幅拡大や米長期金利の低下につれ、じり安基調で推移した。午後に入ってもほぼ一本調子の下げが継続、終盤に小戻す場面も見られたが、結局113円20銭まで水準を切り下げた。日本時間今夜のメイ英首相の演説について、「ハード・ブレグジット」が鮮明になればリスクオフの円買いが加速する可能性を指摘する向きが市場にある一方、ドル円への直接的な材料ではないため、下値は限られるのではとも言うようだ。20日のトランプ氏の大統領就任式への期待感も多少残っており、ドル円は下げても112円台後半までと予想する向きもあるようだ。


トランプ期待とかわけの分からない期待で急に株価が上昇し円安ドル高になったかと思えば今度はトランプ不人気やスキャンダル、それに加えて英国のEU離脱問題まで出てきて株価は急落、ドルも急落となっている。相場と言うのは投資家の心理だが、それにしてもよく分からんな。で、今日はホンダが2%台、トヨタ、三菱重工、IHI、三菱UFJ、コマツ、パナソニックは1%台とかなり大きく下落した。米国は強気一辺倒のトランプおじさん、英国は経済よりも自国の意思を重視するのか、メイ首相、なんだかどっちも捨て鉢の蛮勇のようにも見えるが、・・。


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