米航空防衛機器大手ロッキード・マーチンのヒューソン最高経営責任者(CEO)は13日、最新鋭ステルス戦闘機F35の米軍への売却価格について「可能な限り安くせねばならない」と述べた。ニューヨーク市内のトランプタワーでのトランプ次期大統領との会談後、記者団に話した。ロッキードは昨年の大統領選後、トランプ氏からF35の値下げを求められており、圧力に屈したかたちだ。

 
ヒューソン氏は会談について「トランプ氏とF35について話す機会をもった」と説明。米軍に最高の能力を提供せねばならないことでトランプ氏と一致したとして、「コストを大幅に引き下げることで合意に近づいている」と話した。

 
トランプ氏は昨年12月、ツイッターでF35のコストについて「制御不能な状態だ」と批判し、米軍の購入費用を数十億ドルは節約できるはずだと指摘。ライバルのボーイング社が製造する戦闘機F18に切り替える可能性を示唆していた。

 
ロイター通信によると、F35はロッキードの売り上げの約2割を占める。米軍は2443機を購入する計画で、費用は約3790億ドルに達するとみられる。


これは自国の企業なので楽勝だろう。脅されて値を下げるなら始めから下げろよと言うところか。しかし、「F18に切り替えるぞ」と言ってもステルス機能を持たないF18ではアップデートも限界があるだろう。チャイナステルス以下になったらどうするんだ。


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