12日の日経平均株価は、トランプ会見で円高が進んだことなどから前日比229円97銭安の1万9134円70銭と大幅に反落して取引を終了。東証1部の出来高は20億700万株、売買代金は2兆3761億円。騰落銘柄数は値上がり327銘柄、値下がり1600銘柄、変わらず77銘柄だった。市場は、TOPIX(東証株価指数)で一時20ポイント超、日経平均で同300円近く下げる場面が見られ、日銀のETF(上場投資信託)買い観測から下げ幅を縮小した。ただ、対ドルでの円高への警戒感が強く、様子見ムードが広がったようだと言う。



12日の東京外国為替市場のドル円相場は、トランプ次期米大統領の記者会見に対する失望感が広がり、1ドル=114円台前半に大幅下落した。午後5時現在は1ドル=114円27~36銭と前日比1円79銭のドル安・円高だった。始まりの東京市場は前日の米国市場でドル円が下落した流れを引き継ぎ、115円40銭台から115円近辺へ弱含んだ。午前中は米金利の低下などを眺めて売られ、114円台後半に下落。終盤にかけては下げ幅を拡大する米金利を受けて114円20銭台まで値を下げ、同水準で小動きとなった。トランプ氏の会見について市場は、(容認できる)ドル高の水準について何も言及しなかったので次の情報が入るまでは上値が重くなるそうだ。しかし、(ドル高を)否定したわけではないので下値も堅いとも言う。


今日はIHIが2%台、三菱重工が1%台など重工系が大きく下げた。トヨタ、ホンダ、三菱UFJは1%未満の下落だった。逆にコマツとパナソニックは1%未満ながら値を上げている。トランプさんの記者会見でこれと言って特段のことは言っていないのにどうして下げるんだろう。「米国第一、米国の雇用と景気に貢献しないものは許さんぞ」が警戒感を呼んだのだろうか。


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