10日の日経平均株価は、前場円高や原油安で利益確定が出たが、後場には先物に売りが出て下げに拍車がかかったが、最後はやや下げ渋り、前週末比152円89銭安の1万9301円44銭と3営業日続落。東証1部の出来高は18億9467万株、売買代金は2兆5992億円。騰落銘柄数は値上がり758銘柄、値下がり1131銘柄、変わらず115銘柄。市場は、為替に引きずられた格好だが、トランプ次期米大統領の記者会見を控えて、一旦玉を外しておこうという動きではないか。短期資金が主体と見られ、方向性を決めるものではないと言っているようだが、・・。


10日の東京外国為替市場のドル円相場は、英EU離脱問題への懸念やトランプ次期米大統領の会見に対する警戒感からリスクオフムードが広がり、1ドル=115円台後半に下落した。午後5時現在は115円84~85銭と前週末比44銭のドル安・円高だった。ドル円は始まり115円60銭台から116円近辺に強含んだ。午前11時過ぎには国内輸入企業のドル買いが入り116円20銭台まで上昇。その後、英国の「ハードブレグジット」懸念や明日のトランプ氏の会見への警戒感のほか、原油下落などを背景にしたリスクオフムードが広がる中、午後の日経平均株価が下げ幅を拡大させるとドル円も調整色が強まり、115円10銭台まで続落した。115円近辺では、買いオーダーが厚いため、下値は支えられた。終盤は米金利上昇を受けて欧州勢がドルを買い進め、一時115円90銭台まで値を戻した。トランプ氏の会見について市場は、優等生的な内容か、過激な発言をするのか見極めにくいそうで不透明感が強まっているそうだ。


このところ相場は下げ傾向だが、今日もトヨタ、ホンダ、三菱UFJ、コマツ、パナソニックが1%台、三菱重工、IHIの重工系が1%未満と小幅ながら全銘柄が下げている。これまで上げたのもトランプ期待とかで具体的な根拠があるわけではなかったが、今回、「関税をかけるぞ」とか言いだしたら首をすくめて様子見になってしまった。しかし、あのおっさんも世界一の超大国の元首になるんだからもう少し大人になってほしいように思うがねえ。


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