5日の日経平均株価は、ドルが下落したことで冷え込んだのか、下げ足を早め、ドル安が鈍ったことでやや下げ止まったが、前日比73円47銭安の1万9520円69銭と反落して取引を終了。東証1部の出来高は20億4638万株、売買代金は2兆4359億円。騰落銘柄数は値上がり979銘柄、値下がり863銘柄、変わらず162銘柄だった。市場は、対ドルで一時1円強も円高に振れる場面もみられたが、情報通信や小売、医薬品などの内需系の銘柄が買われるなど物色意欲は衰えていないようだと強気のようだ。



5日の東京外国為替市場のドル円相場は、人民元の下落がドル円にも波及し、1ドル=115円台後半に急落した。午後5時現在は115円95~95銭と前日比2円03銭の大幅ドル安・円高だった。東京市場でドル円は、午前9時前に117円40銭台に強含んだが、その後はストップロスのドル売りを巻き込みながら116円20銭台に急落した。前日公開されたFOMC議事録でドル高に対する懸念が示されたそうで持ち高調整のドル売りが出たとみられる。売り一巡後の戻りは限定的で116円30~60銭台を中心にもみ合った。午後3時半過ぎには再びストップロスを巻き込みながらドル売りが出て115円50銭台に急落。市場は、人民元がドルに対し0.7%超下落したことがドル円にも波及したと見るようだ。終盤は時間外取引で米金利が上昇したことからドル円も下げ渋ったようだ。今夜は米国でISM非製造業景況指数やADP雇用統計が発表される。数字が強かった場合、ドル円は持ち高調整の売りが一服すれば回復するだろうと言う。ただ、118円台では上値が重くなるため指標が強くても戻りは117円台後半までだそうだ。



大発会で大きく上げ過ぎたのが原因か今日は小幅に反落だった。個別でも三菱UFJとパナソニックが1%未満と小幅に上げただけで三菱重工、IHI、コマツが1%台、トヨタ、ホンダが1%未満と5銘柄が下げた。「上げた、上げた」と言ってもトランプ期待と言うわけの分からないものだから、実際にトランプ政権になってどんな政策を取るのかが見えないと、まだまだこの先どうなるかは見通せないだろう。


日本ブログ村へ(↓)