中国海軍の空母「遼寧」は1日、南シナ海で殲(せん)(J)15戦闘機と艦載ヘリによる発着艦訓練を開始した。中国国営中央テレビ(CCTV)が報じた。詳細な訓練海域は不明。領土主権や海洋権益を主張する南シナ海で軍事プレゼンスを誇示し、米国を牽制(けんせい)するとともに、今年秋に開かれる中国共産党大会に向けて習近平指導部への国内の求心力を高める狙いもありそうだ。

 
遼寧は昨年末、初めて「第1列島線」(九州-沖縄-台湾-フィリピン)の宮古海峡を越えて西太平洋で訓練を実施。その後は台湾・フィリピン間のバシー海峡を通過し、南シナ海から海南島の三亜の海軍基地に到着していた。

 
CCTVによると、遼寧は数隻の駆逐艦とともに南シナ海へ移動。波が高い海域を航行する映像が放映された。

 
遼寧の乗組員は、「1日の間に出動できる艦載機が当初の4倍まで増えた」とCCTVに語り、運用能力が大幅に増強されたと強調。また、遼寧の副艦長は「2017年は訓練の内容と海空域を拡大し、空母部隊の戦闘力建設を引き続き推進する」と述べた。


やっている本人たちがこの空母機動部隊の実力を一番よく知っているだろう。それでも声高らかにその威力を歌い上げて米国の反応を窺う。「米中機動部隊、もし戦わば、・・」そんな恐ろしいこと間違ってもあってはならない。鎧袖一触、何とか作り上げた空母機動部隊は霞のように消え去ってしまう。それでも虚勢を張って太平洋へと出ていく中国、「米国よ、こっちを向いて話をしてくれよ」と、・・。


日本ブログ村へ(↓)