28日の日経平均株価は、前半沈んだ相場は米株高や円安などで盛り返したが、利益確定に押されて上値まで持ち上げる勢いはなく、前日比1円34銭安の1万9401円72銭と小反落。東証1部の売買代金は1兆5591億円と今年最低、出来高は13億1143万株と今年2番目の低水準。騰落銘柄数は値上がり1411銘柄、値下がり474銘柄、変わらず109銘柄。市場は、例年通りクリスマス明けでも商いは閑散。外国人投資家が戻ってこないと指数を上に持っていく力が働かない。目先は中小型材料株物色が中心になるだろうと国内投資家に勢いがないのを嘆いているようだ。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、米金利の上昇や実需のドル買いなどに支えられ、1ドル=117円半ばに上昇した。午後5時現在、117円50~51銭と前日比19銭のドル高・円安だった。東京市場の始まりは買いが優勢となり、117円50銭台で始まった。9時過ぎには軟調な日経平均株価を眺めて117円30銭台まで下押したが、仲値前後には国内輸入企業によるドル買いと日経平均の持ち直しを受け、117円70銭台に上伸。その後は117円50~60銭台でのもみ合いとなったが、終盤は日経平均の軟化や米金利低下を背景に117円台半ば付近でこう着感を強めた。今夜は米レッドブック週間小売売上高が発表される。市場では前日の米指標が強い内容だったにもかかわらず株価と為替はともに動かなかった。今夜も市場参加者は少なく動意の乏しい展開になる可能性が高いそうだ。
今日は超優良銘柄のコマツと三菱重工が1%台、トヨタとパナソニックのF1コンビが1%未満の小幅な上げだった。逆にホンダ、三菱UFJ、IHIは1%未満ながら小幅に値を落として引けた。相場を見ればこの結果は優秀だろう。今年はこのレベルで終了だろうけど考えようによってはよくぞここまで上げてきたというところだろうか。
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