27日の日経平均株価は、利益確定に押されながらもドル高などに背中を押されて前日比6円42銭高の1万9403円06銭と4営業日ぶりに小反発。東証1部の出来高は17億4965万株、売買代金は1兆8354億円。騰落銘柄数は値上がり781銘柄、値下がり1076銘柄、変わらず149銘柄。市場は、これと言った手掛かりは何もない。明日から実質的に新年相場入りし、期待感はあるが、直近3日間の日足は横ばい、ヒゲが上に出たり下に出たりでもみ合いが続きそうな印象だ。ただ、25日移動平均線が追随しており、過熱感は薄れる方向にあると言う。


27日の東京外国為替市場のドル円相場は取引参加者が少ない中、調整主体の売買が中心となり、1ドル=117円台前半の小幅なレンジ内での値動きに終始した。午後5時現在は117円31~32銭と前日比15銭のドル高・円安だった。東京市場の始まりは、117円付近で推移。その後は買いが優勢となり、117円20銭台に強含んだ。仲値後は時間外取引で上昇した米金利、プラスに転じた日経平均株価に支援された上、実需の買いも入り、117円40銭台に浮上。午後に入ると利益確定や持ち高調整の売りが出て、117円20銭台に水準を切り下げたが、売り一巡後は持ち直し、行って来いとなった。今夜は12月の米消費者景気信頼感が発表されるが、強い内容となれば、来年の利上げペースが加速するとの期待感が高まり、ドル円は117円台後半をつける可能性があるそうだ。一方市場には株高などの支援要因がなければ118円台に乗せるのは難しいらしい。


相場は膠着状態のようで今日上げたのはホンダ、三菱UFJの2銘柄、上昇率も1%未満とささやかだった。大きく下げたのはIHIで2%に近い。トヨタ、三菱重工、コマツ、パナソニックは1%未満の小幅だった。まあトランプ期待とかで上げたことは上げたが、ここに来て、「さて、一体なんでこんなに上げたんだ。米国の景気は悪くないようだから様子を見るか、それとも売るか」と思いは交錯して膠着状態となったか。相場とは投資家の心理だからなあ。


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